住み心地の良い家を買う ステップ2 「探す」

◇ 「探す」の流れ
①地域を決める:働いている場所や子供の学校への通勤・通学距離。または海の近く、交通の便が良いところといった自分の希望や状況にあった地域を選んでいきます。
②予算を決める:ローンを組む必要のある人は、あらかじめ金融機関にいってどのくらいのローンを組めるのか、どれくらいの家が買えるのか確認しておきます。
③家の大きさを決める:部屋数(例:3ベッドルーム、2バスルーム)、または敷地面積 部屋数が多くても、敷地は狭いこともあるので、何を基準にするかは人それぞれです。
④不動産屋を決める:以上のことが決まったら、いよいよ具体的な家探しを開始する。
まず、新聞や広告で住宅情報をチェックして、ある程度の値段を把握してから、希望する地域の不動産屋を直接訪問しますが、英語が苦手な人は、日本語が話せる不動産屋に前もって相談するのが良いでしょう。
◇ どうやって探す? 物件の探し方

◆ 物件を探すには主に次の方法があります。
その1. 新聞で探す。
ザ・ウェストオーストラリアン(The West Australian)紙の土曜日版、また、日曜日に出るザ・サンデータイムス(The Sunday Times)紙、物件情報紙、リアルエステートWA(Real Estate WA)には、売り出しの物件や土地が地域別に掲載してあります。物件の情報(値段・部屋数・住所など)や不動産会社、担当者名、連絡先が書かれてあるので、アポを取って家を見学することができます。また、指定のホームオープン(Home Open)の時間に行き、直接見学することもできます。

その2. インターネットで探す。
西豪州不動産組合(REIWA)のホームページ(http://www.reiwa.com.au )には、各条件を選択するだけで検索ができるものがあります。また、全国版の不動産検索サイトなら、リアルエステート・ドット・コム(http://www.realestate.com.au )をお勧めします。

その3. 看板を見つける。
住みたいと思っている地域に実際足を運んでみると、フォア・セール(For Sale) オークション(Auction)という売り出し中の看板を見つけることができます。不動産会社、担当者名、連絡先が載っているので、めぼしい物件があれば、不動産屋に連絡して見学の約束をします。

その4. 不動産屋を訪ねる。
直接、住みたい地域の不動産屋に行き、窓に張ってある物件紹介パネルを見たり、業界紙のホームバイヤー(Homebuyer)を観たり出来ます。また、希望の条件を伝えて信頼のおける不動産業者に物件を探してもらうことも出来ます。

オーストラリアでの不動産売買の注意
オーストラリアでは、買い主は不動産会社にコミッション(委託金)を支払うことはありません。これはオーストラリアの法律で決められていることで、不動産会社は家が売れた後に売り主からコミッションをもらうことになっています。このことから、売り主側の不動産会社は売り主側の利益を優先します。もちろん、信頼のおける不動産業者に依頼して、家探しから契約までの手続きを代行してもらうことができます。

【ちょっとマメ知識】
◆ Grand Floor (グランド・フロアー)
オーストラリアはイギリス領だったため、アパートメントの1階部分をグランド・フロアー(もしくは、グランドレベル)と表記します。ですから、1階がGで2階からファースト・フロアー 1階と表示しますのでリフト(エレベーター)に乗るときは注意が必要です。

★ホームオープンについて★
物件広告のホームオープン(Homes Open)のコーナーや各物件の情報欄には、その家を見学できる日時が書かれています。買い主は、基本的に指定されている日時に家を見に行きます。例えば、土曜の新聞ザ・ウェストオーストラリアン(The West Australian)紙であれば、オープン・ツディー(Open Today)は土曜日、オープンサンデー(Open Sunday)は次の日の日曜日に見学ができるということです。必然的に、日曜日発行の新聞ザ・サンデータイムス(The Sunday Times)紙よりも、土曜日発行のザ・ウェストオーストラリアン紙の方が、不動産物件の広告数は多くなります。指定の日時にどうしても行けない場合は、不動産会社、または担当セールスマンに直接連絡して、見学のアポイトメントを取る事も可能です。

※新聞に載せてある広告の説明 (例:ザ・ウェストオーストラリアン 土曜版)

・ 地域(Suburb)名
・ 値段 ※M=Million(100万豪ドル)
・ 見学ができる日時
・ 場所(物件の住所)
・ 物件の詳細(部屋数・立地条件など)
・ 広告内容(キャッチコピー)
・ 不動産会社、担当者の名前、連絡先

◇ チェックポイントはここ!
・  外壁、屋根、建物全体→亀裂や破損、腐食はないか、専門家に検査してもらう。
・ 白アリ対策→建物と土台の密閉度や、白アリ対策の特殊シートを使用しているか。
・ 壁、天井→亀裂や破損箇所、雨もりの跡がないか。
・ 水まわり→キッチン、バス、トイレの汚れや腐食、修繕を何度もした跡がないか。
・ タイル、コンクリート部分など→亀裂や破損箇所がないか。
・ 遮音性→壁の厚さや、ドア、窓枠、換気口等のチェック。
・  電気配線の状況→電気の配線がむき出しになっていないか。
・  隣近所→どうしても心配ならば、不動産屋に聞くとある程度の事を調べてくれます。
不動産業者では、すべて居住用不動産の所有者が分かるデータがありますので、居住者の持ち家なのか、それとも賃貸物件か、分かりますが、残念ながら、その人たちの性格までわかりません。

【ちょっとマメ知識】
◆コンクリート・キャンサー
水道管の漏れた水が、ブロックやコンクリートに染み込んで腐食するとコンクリート・キャンサーになります。コンクリートの中の水漏れは、水道管の配管回りの壁を素手でさわり冷たく感じるようなら、水漏れがしている可能性が有ります。 または、壁に気泡(ブリスター)が出来てペイントが浮き上がっているようだと、要注意です。
Auctionを観に行こう!
不動産を買う、買わない別にして積極的にオークションの見学に行きましょう。最近はオークションを題材にしたテレビ番組があるぐらい、とてもドラマチックで楽しいイベントです。また、家を見る目を養うことが出来るので、とても良い勉強になります。オークションのシステムを簡単に説明すると、開催前6週間くらい前からホームオープンをおこないますので、予め下見をしておきます。開催当日も1時間前にもホームオープンしますので、購入希望者は最終的な確認を行なっておきます。そして、オークショナー(競売人)が、物件の説明の後、オークションをはじめるわけですが、たまに複数のビッダーが競り合って、思いもしない金額に膨れ上がる場合もあります。また、オークションでは売り主の希望最低価格(リザーヴ・プライス)より高く競り落とさなかった場合、競り値が1番高かった人に交渉権が与えられ、売り主との話し合いが上手くいけば購入できます。ちなみに、オークションで落札した物件の契約解除は難しいので、契約の内容を専門家と一緒に確認してから、慎重に入札をしてくださいね。
観るだけの人は、街の大同芸人でも見るような感じで、腕組みでもしながら遠巻きから観るだけで結構楽しいので、興味のある方は、希望する地域で行なわれるオークションに参加してみてはいかがでしょうか。